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HAPPY CAREER BLOGハピキャリ★LETTER / 2022年07月01日
【結婚式場のキャプテンが足りない】なぜ転職市場で不足してるのかを検証してみました@ハピキャリBLOG
はじめまして、ホテルブライダル飲食業界に特化した転職サポート「ハッピーキャリア(公式求人ページ)」のCOOです。今日は転職市場で最近、うなぎ上りに価値が上がっているブライダル会場でのキャプテン職に注力して検証してみたいと思います。これから転職を考える結婚式場でのキャプテン経験者は必読です。
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私たち、「ハッピーキャリア」には、一年を通じて、多くのホテルや式場様から、ウェディングプランナーや接客サービススタッフや調理師、フローリスト、ドレスコーディネーターの欠員により、経験者の依頼を多くいただきますが、その中でも一番、式場さまのご依頼にお応えできない職種が、圧倒的にキャプテン職の経験者です。なぜそのような結果になってしまうのか?を私の感想ではありますが、20年以上のブライダルキャリアを生かして検証したいと思います。
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- そもそもキャプテン職とは?
- なぜキャプテン経験者が少ないのか?
- 式場からのキャプテン依頼の内容
- キャプテン転職時の年収例について
- キャプテン転職求人のご案内
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そもそもキャプテン職とはどんな仕事・・・?
ホテルやブライダル会場で働いたことがある方なら絶対に聞いたことがある役職なのですが、一般的には全く知られていない職業の代表格が「キャプテン」だと思います。まずはキャプテンという職業を知らない方に簡単にご説明しますと、結婚式当日に披露宴会場で「新郎新婦さまの前を歩く人」です。基本的に、黒のスーツかタキシードを着てる、接客サービススタッフの中でも、なんとなく指示を出したりしているリーダー格っぽいスタッフが、「キャプテン」です。
>キャプテンの主な業務としては・・・・
*ここからはちょっと専門用語が混じってきますが。結婚式場で働くキャプテンのお仕事を簡単にご説明します。
>>平日業務<<
・週末に向けた披露宴会場のセッティング
・週末に向けたドリンク類の在庫管理と発注
・週末に向けたテーブルクロス、リネンなどの在庫管理と発注
・週末に向けて会場内の備品チェックや設備の補修
・週末に向けたアルバイト管理(面接・研修・シフトなど)
・週末に向けたプランナーとのミーティング
(進行、余興、料理、演出、引き出物その他イレギュラーの把握と対応)
・週末に向けた調理部とのミーティング
・平日に宴会やイベントがある場合はその接客担当
・週末の披露宴会場のセッティングや引き出物のセッティングなど全般
>>土日祝の挙式当日<<
・新郎新婦さまやご親族の方をお出迎え
・披露宴会場内でバイトスタッフへの進行指示
・披露宴会場内で、司会、音響、映像、撮影・花会社との打ち合わせ
・ご家族ご親族の着付けのご案内
・引き出物の最終チェック
・受付スペースの管理(ウェルカムボード・席次表・持ち込み物の確認)
・受付担当の方への説明ご案内(ご祝儀・お車代・チェキ・出席確認)
・挙式リハーサルの確認(人前式の場合は担当)
・ゲストの方の未着状況の確認からの挙式開始の判断
・親族紹介のご案内と施工
・挙式会場へ新郎新婦さまをご案内
・ゲスト、ご親族を挙式会場までご案内
・人前式の場合の施工担当
・挙式終了後、フラワーシャワーや集合写真のご案内
・挙式終了後、ゲストを披露宴会場へご案内
・新郎新婦さまへ入場説明と乾杯までの流れを説明
・調理部へオードブルスタートの予測時間を伝える。
・司会者、音響スタッフ、サービススタッフへ入場タイミングの指示
・BGMに合わせてドアオープン後に新郎新婦さまを高砂席へエスコート
・新郎様のウェルカムスピーチのアシスト(ご起立ご着席タイミング案内)
・ウェディングケーキ入刀のアシスト(司会指示・入刀タイミング)
・ファーストバイト、サンクスバイトのアシスト
・シャンパンがすべてのゲストにサーブ出来てるかか確認
・主賓の方のご挨拶のアシスト(マイク調節など)
・乾杯発声の方のご挨拶のアシスト
・乾杯後、新郎新婦さまのご両家ご親族へのご挨拶とお声がけ
・中座する予測時間を美容、カメラ、司会、音響、調理に伝達する。
・新郎側、新婦側の友人スピーチのサポート
・中座のサポート、先導(時差の場合はそれぞれ)
・各卓集合写真の誘導とサポート
・再入場時間の予測をすべてのセクションに伝える。
・中座中の映像上映タイミングなどを中座時間を考えて実施する
などなど、すいません・・・・・・。これ以上、結婚式当日の終了、お開きまでのキャプテンの業務を書き続けても大変なことになりますので、ここで一旦終了いたしますが、「キャプテン」という仕事は本当に大変な仕事で縁の下の力持ちなんです。結婚式当日までは「ウェディングプランナー」さんがメインで新郎新婦さまをプロデュースいたしますが、結婚式当日は、すべて「キャプテン」に引き継がれるわけです。
結婚式のお仕事って、メディアなどの影響で、「ウェディングプランナー」ばかり注目されていますが、もちろんプランナーさんがいないと大変なことにあるのですが、日本中で開催されるすべての結婚式披露宴の陰では、こんな「キャプテン」が大活躍しているわけです。もっと注目されても良いはずなのですが、評価されづらいお仕事なのです。
余談ではございますが、よく弊社「ハッピーキャリア」に、ブライダル業界を未経験の方で、接客サービス部の社員になりたいという希望の方が相談に来られるのですが、基本的に結婚式場で接客サービスで社員採用になる場合は、確実に「キャプテン」業務が出来る、もしくはキャプテン業務に準ずるアシスト業務が出来ることが必須となることが多いので、ブライダルサービスがアルバイトを問わず、未経験の場合は、絶対にキャプテン業務は100%できないという事実を、上記を読んでいただけたらお分かり頂けるのではないでしょうか??
キャプテンというのは、ホテル、ブライダル業界において「職種」ではなく、「役職」とお考えいただいたほうがわかりやすいかもしれません。一般企業において、営業の経験なくして、営業部の部長は務まらないのと同様です。
続いて、なぜキャプテン経験者が少ないのか??
では次はなぜ、「ブライダルキャプテン職の経験者が少ないのか??」を上記の現状も踏まえて、わかりやすく箇条書きで、私の長年のブライダルキャリアの中からご説明したいと思います。
・そもそもキャプテン職という認知が少ない。
・キャプテンを目指す人が少ない。
・上記の通り、すぐにキャプテンができるわけではない。
・キャプテンになるには最低2年は必要。
・プランナーは1バンケにいっぱいいるのに、キャプテンは一人しかいない。
・大手式場では、新卒プランナーの研修でキャプテン業務をする会社がある。
・そうなるとキャプテン業務が少しだけ出来るとプランナーになってしまう。
・とある式場では、学生がキャプテンを行い、卒業でいなくなる。
・キャプテン経験を積んでも20代後半から営業部に回される可能性大。
・キャプテン業務も昔と違い、分業制を取り入れて全業務をマスターしてる方が少ない。
・悲しいことに式場の花形はプランナーで、キャプテン業務を軽視する会社が多いのでやる気をなくして別業種に転職してキャプテンを辞める人が多い。
などなど、いろんな条件がそろって、キャプテン経験者が全国的に減少しています。しかし、結婚式場の運営には絶対不可欠なキャプテンなので、式場からの引き合いは本当に多いです。現実的には、キャプテンは1バンケットに一人しか勤務していないので、そのキャプテンが、病欠や突然の退職になれば、たちまち披露宴を完了することができなくなります。また上記にも書きましたが、すぐにキャプテンを育てれるわけではないので、いますぐキャプテン経験者の採用が急務になる式場が多い、しかし、そもそもキャプテン経験者はブライダルの全職種と較べても働いてる人数が一番少ないので、採用が本当に難しくなり、その結果、冒頭にあるように「キャプテンの価値がうなぎ上り」という現象が日本全国のブライダル企業で起きています。だから、ブライダルキャプテン経験者の方は安心してください!!今や結婚式場においてのキャプテン経験者のニーズは高まる一方です。
続きはもう少しお待ちください。近日中に公開いたします。
改訂:2022年7月28日
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