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ハピキャリ★LETTER / 2019年01月28日
平成最後の「駆け込み婚」・改元に伴う「元年婚」でブライダル業界が盛り上がるって本当?
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株式市場において今年に入ってなぜか「ブライダル関連株」にスポットライトが当たっている。
その理由は平成最後の「駆け込み婚」、新元号の「元年婚」需要が期待されているから、らしい。
そんな都合の良い話は本当なのか気になったので調べてみました。
過去には紀宮様ご成婚・平成元年・ミレニアム婚で増加
確かに改元や皇室の慶事に伴う婚姻数の増加には前例があるようです。
1993年6月の皇太子様ご成婚や2005年11月の紀宮様ご成婚といった暦の前後には前年に比べて婚姻件数が増加し、
平成元年の1989年、ミレニアムを挟んだ00年、01年も前の年に比べて婚姻数は増加したのだそう。
つまり、日本列島のお祝いムードが結婚式件数増加に繋がり株価上昇に反映するとしてブライダル関連株が注目されているそうだ。
う~ん・・・。
「新しい元号になるんだから僕たちも新しいスタートだ!結婚しよう!」
とか
「平成の内にアナタと一緒になりたいわ!」
とか思わない気がする…。
多少なりともキッカケとはなりそう
とはいえ、昨年5月に発表された第一生命経済研究所の「元年婚・元年ベイビーは増えるか~新元号効果を考える~」と題したレポートでは
「2000年はミレニアム婚・ミレニアムベイビーで沸いた」とし、「2000年の婚姻数は、前年比4.7%増と過去20数年間で最も大きく伸びた。そして、次の2001年は1977年以来の最高水準となる。2000年に結婚したいと思って婚活を始めた人は、2001年にも多く結婚したということだろう」と記念日効果を指摘しています。
たしかに、結婚は2人の新しいスタートだと考えれば、当然のことながら新時代の始まりがふさわしいのかもしれません。
4月1日に新元号が発表されれば「〇〇(新元号)婚キャンペーン!」なんて景気の良い広告を結婚式場が打ち出すのも想像に容易いですし。
結婚式は大安や友引といった六曜を気にするぐらいの行事なので、こういったお祝いムードというのは結婚を考えるカップルにとっては良いキッカケになるのかもしれません。
個人的には結婚式はお金がかかるので、2019年10月の消費税増税前の駆け込みの方が直接的な原因になりそうな気がしますが。
ブライダル業界が大盛り上がり!って訳では無さそう
先程紹介したレポートの中でも、「2000年のミレニアム婚を2019年にそのまま当てはめるのは過大評価だろう」としていますし、
元年婚を取り上げたニュース記事でも、式場などウェディングに関係する上場企業数社に聞いてみたところ明確な反応は返ってこなかったのだそう。
とはいえ昭和から平成のように崩御からの自粛ムードではなく、今回の改元は全体としてポジティブ要因しかないので、これから緩やかに盛り上がるのではないかという感じですね。
2019年の改元、2020年の東京オリンピック、2025年には大阪万博もありますし、日本全体で盛り上がって景気が良いうちに結婚式をあげておきたいものですね。
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