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ハピキャリ社長のひとりごと / 2021年01月13日

2020年1月~2020年12月までのコロナ禍におけるホテルブライダル業界への転職事情や環境についてのまとめ@ハピキャリCOOブログ

私は全国のホテル・ブライダル・飲食業界専門の人材紹介および派遣事業を運営している株式会社ケイアイティーサービスのCOOです。今回は2021年になっても日本は元より世界中で多大なる被害と猛威を振るう新型コロナウイルスが影響を及ぼしたホテルブライダル、飲食業界についてレポートさせていただきます。以下は弊社が数多くのホテルブライダル飲食業界の企業店舗さまとの情報共有の中での情報となります。現在、ホテルブライダル飲食業界で勤務されている方や2021年春の新卒組及び将来、ホテルブライダル飲食業界に就職を希望する学生の方もぜひご覧いただければ幸いです。

 

 

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2020年1月

2019年の年末より騒がれだした中国は武漢で発生した新型コロナウィルス。この段階での日本のホテルブライダル業界飲食業界はまだ対岸の火事といったところで、事業運営自体にはそんなに影響はなかったが、1月23日の武漢封鎖のニュースが流れだした頃から、ホテルのインバウンド需要も減り始め、ホテル業界で就業中の方々の中では特に朝食サービスや接客サービスに従事する方たちの休業及び派遣切りなどが少しだけ目立つようになってきました。

 

 

2020年2月

2月に入り、香港から日本に向かって着岸したダイヤモンドプリンセス号での感染者発見により、日本国内も中国や韓国そしてアメリカに遅れて、コロナウィルスへの注意が高まることとなり、2月中は日々国内での感染者の増大により、インバウンド頼みのホテルの売上減が顕著に表れて、宿泊稼働率も50%を下回るホテルがほとんどの状態となってきましたが、ブライダル業界においてはまだ婚礼のキャンセルや期日変更についてもそこまで騒がれる状態ではなかったと思われます。弊社の人材ビジネス業務においても、まだホテルや結婚式場そして飲食業界からは、新規採用の依頼数は例年通り変わらずといったところでした。また弊社は神戸北野で2店舗のレストランウェディング会場を運営させていただいてたのですが、2月下旬のキャンセルについては1件のみ。コロナウィルス回避が原因ではありましたが、新婦様がご妊娠をされていた為、万全を持してのキャンセルとなりました。

 

 

2020年3月 サービス業界は大打撃

2月27日、安倍首相は全国の小学校、中学校に対して一斉休校を要請。さらに3月中は全国のコロナウィルス感染者も増大。全国の結婚式場には多くの結婚式披露宴開催予定の新郎新婦様から期日変更やキャンセルについての問い合わせが一気に加速。弊社での3月中の結婚式披露宴については、4割の方が期日変更やキャンセルになるという結果となりました。さらに3月は通常であれば歓送迎会シーズン。弊社でも3月には多くの歓送迎会パーティのご予約を頂戴していましたが、大人数が集まる=クラスター発生という脅威からすべての宴会パーティがキャンセルとなりました。この時期より、弊社のホテルブライダル飲食業界専門の人材紹介ビジネスも採用内定取り消しや採用延期の問い合わせが増大することとなりました。時を同じくして、ホテル業界飲食業界を解雇もしくは休業となった方々からの求職の問い合わせが例年より5倍ほど多くなってきた時期でもあります。私もホテルブライダル業界の社長さまとよく話す機会があったのですが、4月から入社する新卒の方の対応に頭を悩ましてる話をよく聞いたのを覚えています。

 

 

 

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2020年4月 緊急事態宣言開始

4月7日。緊急事態宣言発令。これにより4月~5月の結婚式披露宴はキャンセル及び延期が90%以上。2次会アフターパーティについては100%に近く開催なしとなったのではないでしょうか?弊社の結婚式場でも4月は20件中1件(緊急事態宣言前)は開催されましたがそれ以降の結婚式披露宴は全キャンセルもしくは期日変更となりました。また緊急事態宣言発令により、ホテルブライダル飲食業界の従業員たちの7割以上が自宅待機及び時短勤務となった時期でもあります。さらにこの頃から契約社員の解雇や正社員の給料ダウンの話も良く耳にするうになりましたが、「雇用調整助成金制度」の発令により一旦は解雇を免れた業界人も多かったと思います。

 

 

 

2020年5月 完全ロックダウン

緊急事態宣言解除が規定通りなのか?それとも延長なのかと問いただされる2020年のゴールデンウィーク期間。海外渡航禁止による航空会社系のダメージは甚大でまた全国のリゾートホテルの宿泊利用者数ダウンの影響による売上ダウンは必至。ブライダル業界においても、5月中の婚礼については9月以降もしくは来年2021年の1月以降という期日変更対応に日々追われる毎日。新郎新婦さまによっては3月4月に結婚式予定だった方の中で6月7月に延期になった方の再延期が続出する時期となり、全サービス業界において先が見えない状況に陥りだした時期でもありましたが、まだ今年の秋になれば大丈夫だろうと高をくくってる時期でもありました。弊社の人材サービス事業の売上もゼロ行進。このままでは厳しいと「福祉業界」へ社員みんなで研修に行かせていただいたのもこの時期でたが、時すでに遅しで、あれだけ万年、人不足だった介護福祉業界も、この3月4月で職を失った方々のエントリー増で、人不足が解消されていて、また介護施設でのクラスター発生のニュースにより新規採用を見送り安全を高めていく施設も多くなっていった時期です。

 

 

 

2020年6月 ホテル飲食業界には明るい兆し

6月に入って世界的には猛威を奮い続けている新型コロナウィルスではありましたが、日本国内においては一旦収束に向かってるような雰囲気が醸し出される時期でもありました。しかし、海外旅行は勿論のこと国内旅行需要はほぼ壊滅的。結婚式ビジネスの将来を導き出す新規来館数が全く見込めない状況が続いていました。ブライダル業界での解雇はまだこの頃は聞こえてきませんでしたが、ホテルの宿泊部門以外のスタッフ、特に宴会営業やバンケットでのサービススタッフの解雇通告が続いていった時期。特にホテル業界においては給料ダウンを避けることができたホテルは全国的にも少ないのではないでしょうか?しかしこの頃から、全国のホテルや飲食店応援の為の施策「GOTO」法案が国会内で進み、ホテル飲食業界は少し明るい兆しがでてきました。

 

 

 

2020年7月 第二波の中でGOTOトラベルSTART

本来、2020年7月は東京オリンピックが開催される予定でしたね。東京だけではなく、全国に世界中の国々の方が来訪し日本の素晴らしい良さを体験していただくためのサービスをホテル、飲食業界で従事する私たち業界人が脚光を浴びる月になるはずだったのに。実際は本当に明日も見えない状況となりました。また収束に向かっていたコロナウィルスではありましたが、私的にはこの冬頃に第二波が起きるのではないかと予想していましたが、7月中旬に第二波到来。しかし、国会内でも物議を出す中で「GOTOトラベル」や「GOTOイート」がスタート。しかし、この法案により、全国のリゾートホテルや飲食店は、GOTO中止を迎える年末までは息を吹き返すことはできました。特にリゾートホテルの回復は目を見張るものがあり、弊社の人材サービス事業においてもこの頃は、全国のリゾートホテルより派遣人材の依頼を多く頂戴するようになりました。しかし、ブライダル業界においてはこの第二波により、春の婚礼予定のカップルさまで秋に延期になった方々の再延期やキャンセル、そして予定より少ない人数での結婚式披露宴の開催決定を余儀なくされた時期でもありました。この春からのお客様対応で疲れ切ったウェディングプランナーさんの退職が残念ながら目立った時期でもありました。弊社も数多くの式場やホテル様との打ち合わせの中で、このままだと大量解雇は避けれないという状況を頻繁に相談を受ける時期でもあり、弊社としも業界人の雇用を守るために、ホテルブライダル飲食業界以外の転職先を模索していく必要性が生じてきましたが、経営不振からの新規採用見送りはホテルブライダル業界だけではなく、他業種においても特にアパレルなどを代表するサービス業界への就職先を見つけることは非常に困難を極める状況でした。

 

 

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2020年8月 日本中がGOTOに沸く

2020年はコロナ拡大の脅威はありましたが、全国のリゾートホテルや飲食店はGOTOの影響で本来の売上べースまでは到達しないまでも復調の模様。この時期は弊社にもリゾートホテルでのサービススタッフの派遣依頼が徐々に回復傾向。弊社のメイン拠点でもある大阪・神戸・奈良・京都の飲食店からも忘年会シーズンに向けてのスタッフ補強の相談が数多く舞い込んできた時期でもありました。しかし、ブライダル業界は、2020年9月~12月の婚礼のお客様からの期日変更及び少人数への変更対応に追われる毎日を繰り返しました。また将来の業績に非常に大切な新規来館指数については、昨対を下回るものの徐々に来館数が増えてきた時期です。この来館数の復調は2020年の10月末頃までは少しづつではありますが動きが出だしていて、来年の受注は計算できるかな?と考えた結婚式場も多かったのではないでしょうか?
しかし、来年の2021年新卒採用はANAや大手飲食店の採用見送りのニュースが報道される中で、ホテルブライダル外食業界も2021年の採用組は一旦保留。そして次の2022年新卒については全く先が見えないという状況にもなってきていました。この時期に2021年新卒採用が決まっていない学生の方々はかなり厳しい状況で、弊社が知る限りではホテルブライダル業界の2021年新卒採用はゼロべース。ただ、関西や首都圏は見送り傾向ではありましたが、全国に目を向けると弊社での新卒サポートで九州地方や四国、北海道エリアの結婚式場で新卒採用が決定した時期でもあります。

 

 

 

2020年9月

日本中が徐々に復調の兆しが見えてきたようでしたが、ホテルブライダル飲食業界にはまだ先行き不透明な時期でした。ホテルにおいてはこの12月の忘年会の受注や大型宴会の予約はゼロ。ブライダルにおいては新規来館が思うように伸びない中で、婚礼施工があったとしても大人数での結婚式は皆無でほぼ規模縮小での施工により、特に料理ドリンクの売上が全く伸びず収支計画を未来に向けて変更せざるを得ない状況となりました。しかし、リゾートホテルについてはGOTOの影響により、働く従業員の疲労もピークに達し、新規で人材採用を考えていきたいが、寮を用意できなくて採用を断念するリゾートホテルも多かったです、それくらいリゾートホテルの復調は目を見張るものでした。弊社もリゾートホテルへの人材派遣及び社員紹介に軸を移し、特にこの先の年末の多忙シーズンに向けて全国のリゾートホテルへの人材派遣の販路拡大を目指した時期です。しかし、こちらもご存じのように、2020年12月中旬からのGOTO STOPの影響により全ての人材派遣の依頼がストップしてしまうということをこの時には残念ながら予想できていなかったです。

 

 

 

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2020年10月 海外のコロナニュースばかり。

2020年10月は日本国内においてはこの冬にコロナ感染が一気に増大しそうという懸念ニュースはありましたがどちらかというと、海外のコロナ感染拡大のニュースが非常に多かったように思えます。業界的にはリゾートホテルは大繁盛、全国の飲食店はGOTOイートの予算がもうなくなりそう!といった状況でこちらも大盛況。ブライダル業界も実はこの10月は意外や意外と婚礼施工数は昨対を大きく下回る結果となっていましたが、新規来館数はかなり回復傾向ではなかったでしょうか?しかし、新規来館で結婚式を検討されている新郎新婦様の希望する婚礼時期は、ほとんど2022年の春以降という結果。またご見学に来られてもコロナを懸念して式場は気に入っても時期を決定できずに帰られる方も続出、また結婚式の見積もりについても大人数でする場合と少人数で行う場合の二つの見積もりを作ってほしいという希望の方が多かったです。また、弊社が把握する限りでは、沖縄ウェディングの復活は目を見張るものでこの2020年春の延期組の新郎新婦さまと当初予定していた秋の新郎新婦さまの施工と重なり一気に復調モードに突入。ブライダルのトレンドは大人数から少人数そして家族挙式へと一気に加速した時期で更に挙式披露宴を望まずに、二人だけのフォトウェディングスタイルが確立された時期でもあります。

 

 

 

2020年11月 コロナ第三波に突入の予感

リゾートホテルは◎、飲食店は◎、シティホテルは×、ブライダルは△という状況で、今から立て直しという時に、第三波のニュースが連日飛び交う毎日。特に11月後半からの全国のコロナ患者急増のニュースにより、ブライダル会場では2021年1月以降の婚礼のキャンセル期日変更依頼が相次ぐ。本来であれば、ブライダル業界において1年の中で一番多忙となる11月。そしてその月の中でも11月22日前後の期間は1年で一番婚礼施工が多い週となるはずでしたが、実際、11月22日は悪夢の日で、全国の式場のウェディングプランナーさんたちは、2021年以降の新郎新婦さまのキャンセル、期日変更対応に追われる日々を送ることになりました。弊社においては、シティホテルやブライダル会場からの人材依頼はゼロベースではありましたが、まだ全国のリゾートホテルの人材依頼や飲食店の忘年会シーズンへの短期人材対応に追われていた時期でもあります。がしかし・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

2020年12月 とうとうコロナ第三波が襲来

2020年12月はやはり予測通りに日本全国にコロナ感染者が増大。国や行政のコロナ規制の発表も連日続き、リゾートホテルは全国的にGOTO適応除外、そして飲食店は営業時間制限を余儀なくされ閉店廃業に追い込まれる店舗が続出いたしました。大型飲食店やシティホテルでの大人数の忘年会や新年会の施工もほぼゼロ。年末で職を失うホテルブライダル飲食業界の従業員の方も続出という最悪な結果となりました。私事ではありますが弊社も先行きが見えない中で、7月から準備は行っていたのですが、弊社が運営する神戸北野の結婚式場とレストランウェディング会場を年末でクローズすることになりました。弊社のホテルブライダル飲食業界への人材ビジネスも頼みの綱の年末のリゾートホテルへ接客サービスの人材派遣も皆無。また求職者のエントリーは昨対300%を超える状況の中でも次のお仕事を紹介できる先が全く見つからない状況です。年明けは緊急事態宣言再発令の動きもある中で、2021年はホテルブライダル飲食業界だけではなく、すべての業種においての雇用条件は厳しいものになることが明白となりました。

 

 

 

2020年 まとめ

2020年は皆様もご存じのようにホテルブライダル飲食業界等の接客サービス業界は大変厳しい1年となりました。接客サービスを軸とする私たちは、リモート、テレワークで業務をカバーすることもできず、私たちのような接客サービス業界については、国や行政が申す「働き方改革」というものではなく、根本から見直しを行わないといけない状況です。コロナ収束はいつなのか?その先が見えない不透明な状況、特に雇用問題に関わる私たちの2021年は本気で生き残りをかけて取り組み課題となります。

人があつまる

ひとりの個性を輝かせる

人材派遣紹介会社  というミッションを掲げる弊社ではありますが

それ以前に、接客サービス業に携わる皆々様の雇用と生活を守れるようなサポート業務を行って参りたいと存じます。大変厳しい1年となりますが、弊社としてはホテルブライダル飲食業界への人材派遣紹介業務だけではなく、別業界、別業種へのお仕事の紹介サポートも充実させていきながら、皆様に喜んでいただける業務を行って参りたいと存じます。

 

 

 

 

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